熱帯魚の水槽管理、病気の対処法など
熱帯魚の飼育について、気をつけたい病気のまとめ
熱帯魚の病気のなかで最もポピュラーな病気に、白点病があげられます。
この病気を発病してしまうと、進行が早い上に、伝染性も強いので注意が必要です。
白点病の原因は、水温の急変によって発生しやすいイクチオフチリウスという0.7ミリ程度しかない球形の繊毛虫が体表などに寄生し、
他にも水質の急変、水質の悪化なども原因の場合もあるようです。
その症状は、繊毛虫が血液・細胞組織を食べる為、魚が痒がり体を壁などにこすり付けるようになります。
そして進行すると白い粉を塗した感じになり、そのまま放っておくと死亡してしまう恐れもあるので注意しましょう。
白点病の初期ならば治療は比較的簡単ですが、重症になると治療は困難なので早いうちに治療が必要です。治療法は薬浴で、 一週間の間隔を開け2・3回ほど行うといいようです。また薬浴する時には、28度程の高温で行うと効果があがるようです。
そしてもう1つ伝染性や進行が早い病気が、「カラムナリス病」です。 この病気は、カラムナリスという細菌が感染した為に発生する病気で、他にも感染する部位によってはヒレ腐れ病、尾腐れ病、口腐れ病、 エラ腐れ病などと呼ばれています。 この病気の症状は、口腐れ病、エラ腐れ病などとあるように部位によって症状が現れる事が多く、初期の場合には、 カラムナリス菌が増殖している部分に黄白色の付着物を確認出来ます。これが進行すると患部に広がり最終的には、死に至ってしまいます。 この症状を見つけたら、感染症が起こらないように塩水浴などで傷がふさがるまで殺菌飼育をしてあげましょう。 完璧に発病していると思ったら、カラムナリス菌は塩分に弱いため、別の水槽に移し薬浴や塩水浴を行ってあげましょう。
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