熱帯魚の病気「ネオン病」とは

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熱帯魚の病気「ネオン病」とは

「ネオン病」という病気は、ネオンテトラや小型熱帯魚がかかる事が多く、ネオンテトラに良く見られる事から名前の由来になった病気です。 この病気は、フレキシバクター・カラムナリスなどの細菌が発生するのが原因でたんばく質を分解する酵素を産生するため、 尾ひれで繁殖した時には、尾ひれが腐っていくように見えるのが特徴です。
また、ネオン病の原因の細菌は酵素を好む性質で、大型魚の厚い筋肉には感染しにくく、 小型魚の筋肉内のほうが酸素が入りやすい環境であるため、小型魚が感染しやすいと考えられています。

症状は

ネオン病の症状は、背中や腹の部分に出血が見られたり、ネオンテトラの皮膚の輝きがなくなったり、ヒレなどが溶けるなどです。
感染した魚は、群れから離れて単独で泳いでいる事が多いです。他にも感染力がとても強く一匹に発生するとたった数日で殆どの魚が感染し、 死亡して全滅してしまう事もあります。

ネオン病の治療法としては、グリーンFゴールドリキッドやバラザンDなどで細菌を消滅させる事も可能ですが、 一方では細菌は筋肉中で繁殖すると言われているために、薬効成分が細菌に届きにくく、治療が困難であるとも思われています。
その為、ネオン病は被害を最小限に抑える為感染予防に重点を置いたほうが良いと考えられ、水槽内で1匹でも感染していた場合には、 薬で薬浴し、他の魚が感染をしないように注意することが先決です。